暮しの器 「むぎわら」の日記

元「暮しの器むぎわら」店主の独り言

「お話と食事の夕べ」が開催されました

今回の展覧会のオープニングとしてこの催しが行われました。
始めに菊地さんご夫妻から「ととかな暮らし」(器と料理の風景)という題でレジメに基づきお話があり、その後質問なども出され和やかの雰囲気の中で進行いたしました。
「ととかな暮らし」とはご夫妻のホームページ「工房ととか」の中のブログ名です。自然で素朴な料理と器が沢山掲載されています。機会がございましたらご覧下さい。
その後夕食会に移り皆さんで旬に料理とお酒をいただきました。
料理は居酒屋福ろうさんと味心すず木さんにお願いいたしました。
お酒は被災3県ものを5本用意し、被災に想いを馳せるとともに一日も早い復興を願いそれぞれの特徴を味わいました。
食事の途中ではお客様に抹茶も点てていただきました。
天候にも恵まれ秋の夜長のひと時を皆さんで楽しむことが出来たのではないかと思います。

(お話をしていただいた菊地さんご夫妻)

(用意していただいたレジメ 1ページめ)

(用意していただいたレジメ 2ページめ)



(食事会の料理)


なお食事会の内容は次のとおりです。
料理
・野菜の炊き合わせ(器 中川自然坊作朝鮮唐津片口鉢、渡辺俊明絵付け磁器)
・柿と野菜の白和え(器 辻村塊作唐津鉢、中川自然坊作絵唐津鉢)
・だし巻き(器 坂本茂木作飛び鉋皿、辻村塊作信楽角皿)
・長ネギと豚バラのちぢみ(器 一重好希作菊鉢)
・さんまの梅チソてんぷら(器 前野直史作スリップウエアー角鉢、明治伊万里角鉢)
・地鶏の岩塩焼き(器 益子赤絵六角鉢、金海窯三島手楕円鉢)
・大根の甘酢漬け(器 古伊万里金襴手鉢)
・白菜の塩麹漬け(器 室田嘉一郎作独楽紋皿)
・キャベツの塩麹漬け(器 菊地智子作粉引き鉢)
・ゆず大根(氏家窯 粉引き片口鉢)
・枝豆(丹波黒豆)(器 大蔵達雄作根来盆)
*取り皿 金海窯三島手皿、古伊万里赤絵皿、青窯白磁しのぎ皿、渡辺俊明鉄絵皿、
村田森三島手皿、会津漆器皿ほか(いずれも5寸皿)
日本酒(純米酒
・穏(福島県
・京の華(福島県
・国権(福島県
浦霞宮城県
・わしの尾純米酒岩手県
*漆(朱)の片口と現代近代作者及び桃山・明・李朝時代のぐい呑でいただきました
ビール
ハートランドビール(キリン)
*現代の作者と大正・昭和時代の吹きガラスのコップでいただきました
抹茶
*現代の作者及び古唐津などの茶碗でいただきました
菓子
・半生菓子(器 菊地克典作長方盆)
ご飯(土楽 口付黒鍋、文福鍋で炊きました)
・五目ご飯及びきのこご飯
*漆のめし椀でいただきました
主な作者 石畑哲雄、岩舘隆、鵜島啓二、奥田志郎、角偉三郎、角好司、菊地克典、
佐竹康宏、瀬戸国勝、仁城義勝、福田敏雄、八木繁、山本英明、吉田徹、
余門晴彦
果物
・みかん(器 相田啓介作大鉢)