暮しの器 「むぎわら」の日記

元「暮しの器むぎわら」店主の独り言

「臨界幻想2011」(青年劇場)を観て

さる3月6日(水)郡山市市民文化センターで開催されたこの演劇を観てきました。
これは30年前に初演されたものを3.11以降の現実を踏まえて改作されたものだそうです。


あらすじは−
青年が死んだ。死因は心筋梗塞。未来産業とあこがれ、原子力発電所に就職して7年目のことだった。残された母は、息子の本当の死因は何だったのかと疑問を抱き、真相を追い求めていく。そして隠されていた真実があきらかに…。


原発事故を経験した私には演劇の内容がとてもリアルに感じられました。
原発を推進した人たちの人権を無視した金券体質、無責任体質がよくわかります。
まだまだ解決しなければならない課題が山積みしているのに、本当に責任を感じなければならない責任者がアベノミクスだ、原発再稼働だ、オリンピックだとはしゃいでいます。
いまでも今の日本の最大の課題は震災と原発事故への対処だと思います。
改めて原発事故が起こるべくして起こったことを考えさせられました。