暮しの器 「むぎわら」の日記

元「暮しの器むぎわら」店主の独り言

2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

凸凹の歩み展について

この6月20日から28日まで、栃木県小山市のたから園現代工芸で、益子の小野正穂(陶)さん、優子(絵)さんご夫婦による凸凹の歩み展が開催されています。 私は、昨日(24日)お店が休みだったので展覧会を見に行ってきました。 生憎、正穂さんにはお…

古伊万里等について

古伊万里は17世紀の初頭に李朝の陶工によって有田で初めて作られました。これが日本の磁器生産の始まりです。 古伊万里の生産は単に焼物に革命を起こしただけでなく、日本人の食生活にも多くの変化をもたらしました。 はじめのうちは、貴重で高価なため一…

長崎の宙吹きガラス

日本の吹きガラスは江戸時代のはじめに長崎で始まったといわれていますが、そのガラスは昔からビードロ、ギヤマンと呼ばれて親しまれてきました。 その製法は主として宙吹き、型吹きの二種がありますが、当店で扱っているガラス屋さんのガラス製品はその伝統…

菊地克典さん漆器について

菊地さんは長野県の筑北村で主にすり漆で仕上げた普段使いの漆器を作っています。 栗、欅などの木をのみで削るなどしてやわらかくて表情のある形に整え、漆で仕上げます。 漆器は私たちの生活であまり使われなくなってから久しいのですが、漆は縄文時代から…

九谷青窯の作品について

九谷青窯は独特の窯です。 九谷というと、誰しもあのキンキラキンのものを思い浮かべますが、青窯のものは色絵のものは少なく、絵付けも全体的に控えめですし白磁も多いのです。しかも古いものもよく研究されているようです。 お客様に作品を紹介すると驚か…

夏の器展について(3)

本日(6/11)より、当店初の企画である夏の器展が始まりました。 期間は6月30日までです。 内容は以前に掲載しましたので省略させていただきます。 野の花を生けてお待ちしております。 初夏のひと時を、お茶をいただきながら器談義でもできましたら幸い…

当店の杉本立夫(京都)さんの器

大吉こと杉本立夫さんの器については、今年の3月にブログに書かせていただきましたが、その後何度かお電話する機会がありました。 お話によると、いまだ体調がすぐれず今年も展覧会はできそうにもないとのことでした。大吉さんのファンにとってはとても残念…

夏の器展の広告について

先日、まいみん彩という広告誌(毎日新聞、福島民報新聞の広告誌で毎月1回第2日曜に発行される)から広告のお誘いがありましが、企画展の開催と重なることから何かのご縁と思い、6月号(6月13日新聞折込、6月のテーマは「和」)に載せていただくこと…