暮しの器 「むぎわら」の日記

元「暮しの器むぎわら」店主の独り言

2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

今年の前期の企画展の日程について

2月のテーブル展は終了いたしました。ありがとうございました。 さて今年の3月から6月までの企画展の日程が決まりましたのでお知らせいたします。 ご覧いただければ幸いです。 3月 テーブル展 坂本浩二(小鹿田焼) 3月1日(木)〜3月20日(火) 4月 …

室田嘉一郎さんの4寸丸皿

室田さんには以前に鉄線の4寸の丸皿を作っていただきましたが、今回は新たにゴス線の皿と江戸期の志野織部丸皿の紋様をもとにした4寸皿を作っていただきました。 4寸皿は生活雑器の基本の一つのように思います。 素朴で楽しい皿が気軽に使えたらとの思いで…

かんきつ類を食す

この時期になるとみかんはほぼ終わり、イヨカン、デコポンなどが出まわります。 ありがたいことに最近は郡山でも全国のおいしいかんきつ類がいただけます。 一昔前に比べると本当に種類が豊富になったと思います。 しかし一方では世界の果物が輸入され珍しさと…

村田森さん(京都)の作陶展ほか〜後期の企画のご案内〜

店主の怠慢から当店の今年の企画計画が遅れていましたが、やっと後期についてもほぼ下記のように決まりましたのでお知らせいたします(前期については1月13日付けの当ブログに掲載)。 なお秋の器展は村田さんの個展を開催させていただくことになりました。…

郄橋郁子さん(福島)の器を包む布展(仮題)について

郄橋さんは長年主に古布とかかわりいろいろな縫い物をされてきました。 この度今年の当店の企画で器と布の関わりをテーマとしてテーブル展をさせていただくことになりました。 郄橋さんは器の大きさにあわせて布を縫い上げ収納袋などを作ることを得意としてお…

古九谷、再興九谷そして青窯

古九谷はどこで作られたのかという論争が長年ありましたが、今では1640年代はじめから1660年頃までに有田で作られたということになっています。古九谷という名称ながら実際は古伊万里の初期の色絵磁器で一つの様式なのです。 その特徴は大胆かつ繊細…

渡辺俊明絵付けの九谷盃

画工人渡辺俊明先生は50代の後半に九谷での絵付けを始められました。 本焼が終わった器に上絵の絵の具でさっとしかも大胆に描いてしまいます。 当時の九谷ではこのような描き方をする作者がいなかったため驚かれました。 盃と色絵付けの楽しい関係があり器に…