暮しの器 「むぎわら」の日記

元「暮しの器むぎわら」店主の独り言

2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ふくみやさんの羊羹(和菓子三昧③)

ふくみやさん(いわき市内郷)の羊羹をお客様からいただきました。 少し塩味がきき、もっちりしていて中に豆が入っています。 私にとってははじめての食感でしたが、すっきりしていてとても美味しいのです。 今回は小鹿田の坂本茂木さんの皿に盛っていただき…

あげまんじゅう(和菓子三昧②)

先日無性に和菓子が食べたくなり、郡山市中田町にある神山菓子店さんへ行って参りました。 3個買ったのですが、中でもお気に入りはあげまんじゅうでした。 あん、生地、あげ方のバランスがとても良いのです。 最近は和菓子屋さんでもあんを自店で作らないと…

青磁の盃(盃の四季②)

中国の青磁にはすばらしいものがたくさんありますが、値が高いものは買えないしまた安くても気に入らないものは買いたくありません。 この盃は明時代の青磁ですが、京都の大吉の杉本理さんが何年か前に東京で企画展をされたときに譲っていただいたものです。…

坂本茂木(小鹿田)さんの作品の入荷

先日坂本さんからお便りをいただきました。 完全に引退をされるということでした。 残念ながら基本的には今回の入荷が最後になると思います。 最後まですばらしい作品を作っていただきました。 今回の作品は、ぐい呑み以外はすべて初めて作っていただいたも…

和菓子三昧①

私はお酒も好きですが、和菓子も大好きです。 病気ではないかと思われるかもしれませんが、全く健康です。 私の場合、午後4時頃までに和菓子をいただけば、お酒を飲むのに全く支障はありません。和菓子は変に口に残らないのです。 以前によく京都を訪問した…

マリー・ローランサンの絵

ローランサンの絵「目深にかぶった帽子」は、私が初めて自分で購入した絵です。 その後渡辺俊明先生などの画家の方たちと巡り合うきっかけをつくってくれたものです。 この時期になるとなぜか必ず見たくなります。可憐でさっぱりしていて何となく気に入って…

アイコ(イラクサ)を食べました

春の山菜の一つにアイコというものがあります。 先日お客様からアイコをいただき、また食べ方も教えていただきました。 以前に一度アイコを食べたことがあったのですが、その茎の硬さに閉口し以後やめてしまいました。 教えていただいたのは、茎をむいて調理…

「夏の器展」について

来る6月12日(土)〜6月27日(日)まで夏の器展を開催いたします。 村田森(京都)さんの磁器、安土忠久(高山)さんの吹きガラスなど少し涼しげな器を展示いたします。 作品が入荷いたしましたらこのブログでご紹介いたします。 6月上旬には皆様に案…

盃の四季①

もし私が酒盃に出会わなかったなら、私は器屋を始めなかったかも知れません。 20代の後半に結婚したときに、友人からお祝いとして本郷焼きの酒器セットをいただきました。 このことがきっかけとなり、気に入った酒器でお酒をいただくとよりお酒か美味しく…

佐竹康宏(山中)さんのお椀について

佐竹さんの代表的なお椀の一つに、昔椀というものがあります。 一見普通のお椀なのですが、木地(けやき)が少し厚めでとても手に馴染み使っていてとても気持ちが良いのです。塗りもしっとりしていて漆の美しさが現れています。 所謂あたりまえでいいお椀な…

福森道歩著「スゴイぞ!土鍋」について

先日、お客様に上記の本がこの4月に講談社から出版されたことを教えていただきました。 早速求めようと本屋さんに聞いたのですが、既に売れてしまったということで3店目でやっと見つかりました。 この本は、土楽の福森雅武さんの4女の道歩さんが、口付黒…

口付黒鍋でご飯を炊きました

親戚の方と友人に蕨と竹の子をいただき、土楽の口付黒鍋で二日続けて蕨ご飯と竹の子ご飯を炊きました。 季節のものをいただくと、何かほっとします。 いただいた方と自然と命に感謝いたしました。 (蕨ご飯) (竹の子ご飯)

春の日の一品

自宅の周りにはさまざまな自然の恵みがあり、折に触れいただいております。 ふきのとうに始まり、よもぎ、たらの芽、あけびの芽、ふき、山椒など。 今回は福森雅武著「土楽食楽」に習い、かしわの花山椒鍋をつくってみました。 この鍋は昨年からつくり始めた…

蓮笑庵を訪ねて

5月4日、久しぶりにお客様と蓮笑庵へ行って参りました。 蓮笑庵は画工人渡辺俊明氏が人生の後半生活と仕事の場となったところです。 自然環境に恵まれた地に5棟の建物が建っております。いずれも俊明氏が自ら設計したものす。 またここには、俊明氏が自ら…

モード・エルさんにおける安斉賢太さんの器の展示について

4月23日付けのブログに書きましたように、今回の器展は当店とモード・エルさんとの同時開催です。 モード・エルさんでは安斉さんの器をどのように展示されているのか、本日拝見しまた牧野社長といろいろお話をさせていただきました。 ファッションのお店…