暮しの器 「むぎわら」の日記

元「暮しの器むぎわら」店主の独り言

2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

地酒と食の祭典に参加して

去る3月20日、ビックパレットで開催された地酒と食の祭典に行っていました。 46の蔵元と35の食のお店が並び見ていても楽しい企画でした。 しかし、器のお店(窯元など)は全然出店がなく少し残念でした。私は本来食と器は一体なのではないかと思って…

前野直史さんの器

京都府の南丹市に住む前野直史さんから注文していた器が届きました。 3月12日付けのブログでとり上げたように、スリップウェアに熱中している方です。 今回もスリップウェアの器を中心に作っていただきました。主な作品は次のとおりです。 全体的に作りが…

有元利夫展と中里隆さんについて

3月17日(水)、郡山市立美術館へ行き有元利夫展を観てきました。 詩情の豊かさを感じさせる絵で、とても感動しました。 展示の中に陶磁器による人形と絵付けされた器がありました。 これらは有元氏の年譜からみると、1982年に唐津の陶芸家中里隆宅に…

会津の木地師について

先日会津漆器の漆工吉田徹さんの紹介で、会津若松市内で漆器の木地を挽きながらご自分でも作品を作っている石原晋さんと小椋大祐さんにお会いすることができました。 会津漆器がたいへんな状況の中で、お二人とも本物の技を伝えようと必死に取り組んでおられ…

前野直史著「SLIPWARE」(スリップウェア)について

古いスリップウェアといっても、ヨーロッパ各地やアメリカ大陸で焼かれたものもあります。 今回前野さんがこの本で取り上げたもの(ロンドンのPaulさんYumiさんご夫妻からいただいた陶片)は、「おそらく18-19世紀頃に掛けてイギリスの窯業地であるスタ…

室田嘉一郎(益子)さんの作陶展を見て

先日(2/27)お客様と笠間、益子へ行って参りました。 何軒かのお店とつかもとのギャラリーびんろうで室田さんの個展を拝見しました。 室田さんともいろいろとお話しができとても勉強になりました。 室田さんは伝統的な益子の釉薬と形を大切にしながらも…