暮しの器 「むぎわら」の日記

元「暮しの器むぎわら」店主の独り言

2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「土楽食楽」の器

伊賀土楽窯の窯主福森雅武さんが著した本に「土楽食楽」という本があります。 これは、食べることが好きで、四季おりおりの食材を駆使して作った一年分のご自身の料理を本にしたものです。 ここには日本人が大切にしてきた食と器が一体となった普通の生活が…

中川自然坊さんの器

私が中川さんの器を初めて見たのは、1990年頃でした。 画工人の渡辺俊明先生から電話をいただき、近く業者の方が中川自然坊という作家の器を持ってくるので見に来ませんか、とのことでした。 当日蓮笑庵に伺いますと、業者の方が中川さんの器をたくさん…

夏の器展について(2)

先日お知らせいたしました、当店の初の企画展、夏の器展について内容が決まりましたのでご案内いたします。ご高覧いただければ幸いです。 日時 6月11日(木)から6月30日(火)まで 午前11時から午後7時まで 展示 染付け陶磁器、吹きガラス、漆器、…

生畑皿山窯からの入荷

窯主の前野直史さんは丹波で修行され、現在は京都府南丹市の郊外に登り窯を築き作陶されております。 仕事ぶり、生活ぶりなどは、前野さんのホームページである生畑皿山通信で見ることができます。 作品は、主にスリップウエアー、糠白釉、藁灰釉、白釉の陶…

普段使いのほんものの漆器を求めて

わたしたちの生活の中で、一番使われていない器はほんものの漆器だと思います。 漆はその特性から縄文時代から使用され、また焼物の器が普及するまでは多くの漆器が使われてきました。 しかし、現代ではまがい物は使われていても、ほんものの漆器はあまり使…

しょう油注ぎの入荷について

これまで色々なしょう油注ぎを使ってきましたが、姿が良くて洩れない又は洩れにくいものになかなかめぐりあいませんでした。 また、お客様にも使い勝手の良いしょう油注ぎはありませんかと時おりたずねられました。 私はしょう油注ぎは磁器の方が使いやすい…

画家(画工人)渡辺俊明の絵付け陶磁器について

渡辺俊明先生との出会いが、私がお店を始める動機の一つとなりました。 先生のことについては以前にこのブログでとり上げましたが、とても日々の生活を大切にされ、食に対する想いも深かったようです。 先生が使われる器は、大らかで姿のしっかりしたものが…

小鹿田焼の入荷

大分県日田市にある陶郷小鹿田から坂本茂木さんの焼物が5月8日に到着いたしました。 いろいろ注文していたのですが、坂本さんによると、登り窯のため思うように焼けたものとそうでないものとがあり廃棄せざるを得ないものもあったようです。 今回入荷いた…

暮しの器「むぎわら」の店舗紹介について

私のお店を写真で紹介いたします。 不慣れなため見ずらいと思いますが、よろしくお願いいたします。 今後は記事だけでなく、写真も載せるつもりです。

土を喰ふ日々

最近読んだ本に、水上勉著「土を喰ふ日々」「精進百撰」があります。 以前にも読んだのですが、また急に読み返してみたくなったのです。 この本は、人間は何のために食べ、生きるのかを考えさせてくれます。 「土を喰ふ日々」は、漫画の「美味しんぼ」でもと…