会津路を走る
昨日会津方面に用事があり、ついでに以前から気になっていた所を訪問させていただきました。
始めは喜多方市にある窯元、閑月窯さんです。
当主の手代木進さんは本郷焼の窯元「閑山窯」の出身です。
普段使いの器を中心に作窯されていますが、特に急須には定評があります。
いろいろと楽しい話を伺うことが出来ました。
次に向かったのは会津若松市内にある(有)菊地金粉製作所さんです。
ここは主に漆器の蒔絵に使う金粉、金箔などを作っています。
私の場合は金直しに使う金粉がなくなってしまったので購入するため訪問しました。
創業は江戸の末とのことです。
最近は本物の金粉などを使う職人が会津でも少なくなっているとのことでした。
次に磐梯町で漆器を作られている村上修一さん宅を訪ねました。
村上さんは海外派遣協力隊でタンザニアに赴任され、帰国後会津で修業の後漆器職人になられた異色の経歴を持つ方です。
その分漆に対する思いも深いように、お話を伺い感じました。
また彼は輪島の故・角偉三郎さんとも交流もあったとのことです。
村上さんは漆器作りだけでなく漆もかいているということで道具を見せていただきました。
(手代木進さんの急須)
((有)菊地金粉製作所さんで求めた金消粉)
(村上修一さんのお椀各種)