暮しの器 「むぎわら」の日記

元「暮しの器むぎわら」店主の独り言

大堀相馬焼は今

大堀相馬焼は約350年続く窯業の産地ですが、この原発事故で浪江町からの避難を余儀なくされ現在は二本松市に「陶芸の杜おおぼり二本松工房」として再出発しております。
大堀相馬焼は現在でも東北最大数の窯元があります。
先日福島に行く途中訪ねてみました。


担当者にお話を伺うと、いまだ約半数の窯元の方が県外や他の地域で生活しいること、原発事故による補償が不十分であること、それに後継者問題、家族関係などが複雑に絡み再出発がいろいろな困難に直面していること。
それでもここを拠点としてみんなで力を合わせてやっていきたいとのことでした。
東電と国が再出発ができるよう十分な補償をするのが当たり前だと思うのですが・・・。


また一方では再出発にあたっては作品のあり方をもっと検討して作ってほしいとも思いました。

(陶芸の杜おおぼり二本松工房展示・販売所外観)

(陶芸の杜おおぼり二本松工房展示・販売所)