暮しの器 「むぎわら」の日記

元「暮しの器むぎわら」店主の独り言

画工人渡辺俊明先生の色絵盃

酒好きにとって酒盃はひとつの大きな原点のように思います。
渡辺俊明先生は体調を崩される前にはよくお酒をたしなまれました。
体調を崩された後も食事会などがあると、一杯だけと美味しそうに飲まれました。
私もお酒が好きで、焼物が好きになったのも20代に友人に酒盃セットをいただいてからです。お酒を気に入った盃でいただくと、なんと美味しいのだろうと思いました。
先生とも好きもの同士でよくお酒や盃の話をしました。
先生も盃を好んで作り(絵付け)ました。
絵付けは主に仙台、九谷で行いましたが、形、色、絵などバランスがよく酒が飲みたくなるような楽しい盃が多くあります。
お店の先生の盃を見る度に、お酒が好きだった先生のことが思い出されます。
次回は関西から帰ってから書きたいと思います。