暮しの器 「むぎわら」の日記

元「暮しの器むぎわら」店主の独り言

八角グラス

勝見充男著「骨董屋の盃手帖」という本がとても好きでよく読み返します。
その中に「優しく美しき八角グラス」という項目があり、彼の軽快な文章とともにヨーロッパの素敵な八角グラス(底は円で上にいくにつれて八角)の写真が掲載されています。
ずっと気にかかっていたのですが、最近縁があって石川昌浩さんの八角グラスを入手しました。
ただし本のグラスとは形が異なり、底が八角で上にいくにつれて円くなっています。
吹きガラスとしての質感がよくまた形も素朴で使いやすいので夏の夜には欠かせないものになっています。
なお石川昌浩さんは戦後の吹きガラス界をリードしてきた小谷真三さんのお弟子さんです。

(石川昌浩 八角グラス)