暮しの器 「むぎわら」の日記

元「暮しの器むぎわら」店主の独り言

黒田陶苑(銀座)さん、古民藝もりたさん、日本民藝館を訪ねて

JR東日本の大人の休日倶楽部パスを利用して、東京のお店や施設などを訪問しました。
初めに黒田陶苑(銀座)さんを訪ねて現在開催中の「村田森ーさら百趣ー」展を見ました。
ほとんどが古染付、初期伊万里李朝などの古陶を手本にした染付ですが、いずれも村田さんなりの解釈がなされていて魅力的で親しみの持てる器になっていました。数からして初日でかなり無くなってしまったのではと思われました。もっと見たかったのですが。
お店を出ようとした時に村田さんが入ってきたのでびっくり。少し雑談をしてお別れしました。
次に南青山のもりたさんを訪ね、器の直しをお願いしました。ちょとした直しは私がしますが、きちんとした直しはもりたさんを通してプロの方にお願いしております。
良心的な値段で素敵に出来上がります。
店主の森田直さんと奥様の和子さんとしばらく骨董談義などしました。
初歩的な私の質問にも嫌がらず丁寧に教えていただきました。
森田さんは最近「布の記憶」(青幻舎)という本を上梓されました。機会がございましたらご覧ください。
次に日本民藝館へ行き「スリップウェアと西洋工芸」展を見ました。
とても参考になるものが多く、普通でありながらもそのレベルの高さに驚かされました。
スリップウェアは先人のお陰で現代ではすっかり市民権を得たようです。
課題はこの器を普段にどう使いこなすかではないかと思います。
なお大人の休日倶楽部パスは昨年値上げされました。同じ内容で3日間で12,000円だったものが4日間で15,000円になりました。一見利用しやすくなったようにみえますが3日間しか利用できないものにとってはかなりの値上げです。3日間のコースを残して欲しかったですね。

(村田森さんの個展のDM)

(村田森作古染付写し馬の絵皿)

(森田直著「布の記憶」)

日本民藝館の入り口に掲示されていたポスター)