暮しの器 「むぎわら」の日記

元「暮しの器むぎわら」店主の独り言

[[その他]日本民藝館の「日本の漆」を見て

先日東京へ行った際に日本民藝館で開催されていた上記展覧会を見てきました。
副題にあるように主に東北の南部・秀ひら・浄法寺の漆器が中心でしたがその他の産地のものや作家のものも展示されていました。


主に民間で使用されていたものが多く素朴で伸び伸びとしています。
漆絵も素晴らしいものがありました。
中でもお椀は興味深っかたですね。
お椀の高台は高いものが多く、それは昔は座って食事をしていたというスタイルの違いによるのではないかとのことでした。
しかし現代にあっても高台が高いと何となく凛としていてしかも持ち易いですね。


日本人の生活にとって切っても切れない漆器の存在を改めて見直す機会となりました。
これだけのものはなかなか見る機会はないと思われます。
機会がございましたらご覧ください。
なお同時に九州の古陶、日本の染織、朝鮮の陶磁器(茶碗が中心)などが展示されています(詳しくはHP参照)。

日本民藝館の玄関前にあった当企画のポスター)

(当企画のパンフ)