暮しの器 「むぎわら」の日記

元「暮しの器むぎわら」店主の独り言

「亀田大介 うつわ展」、日本民藝館展を観て

先日東京方面に出かけた際に2つの展覧会を観てきました。


一つは鎌倉のオナリ ニア(うつわ祥見)で開催中(12月16日まで)の亀田さんの展覧会です。
亀田さんは大堀相馬焼の窯元「松助窯」の陶工でしたが、原発事故のため避難されて現在大分県内で作陶されています。
白磁を中心とした器が多いのですが、大らかでありながら繊細で使いやすさをとても大切にされているようです。
どこかで江戸期の大堀相馬焼と繋がっているように思いました。
大堀相馬焼の今後のありようの一つの姿ではないかと感じました。


もう一つは東京駒場日本民藝館で開催されている新作の工芸公募展(12月23日まで)です。
出品基準は「用に即し繰り返し作り得る製品」であらゆる分野の工芸品です。
いろんな分野の良品がたくさんあり観ていてとても楽しいのですが、特に観たかった木漆工の分野は割と出品が少なく残念でした。


機会がございましたたらご覧ください。

(譲っていただいた亀田さんのぐい呑み、皿)

日本民藝館展のチラシ)