暮しの器 「むぎわら」の日記

元「暮しの器むぎわら」店主の独り言

「江戸の悪(PARTⅡ)」(太田記念美術館)、ルーブル美術館展(国立新美術館)を観て

先日東京へ所要のために行った際に面白そうだなと思って観た二つの美術展。
少し急ぎ足でしたが切り口の新鮮な楽しい展覧会でした。


「江戸の悪」は浮世絵に描かれた悪をテーマ別に展示し、あるものはおぞましく、あるものはかっこよく、あるものはかわいく表現されていました。
福島県の関係では安達ケ原の鬼婆の絵もありました。
庶民の絵がこんなに美しい時代があったのだと改めて思いました。

ルーブル美術館展」の副題は「肖像芸術―人は人をどう表現したきたか」。
これもテーマ別に展示されていて、肖像画の本質を見事に表現した作品が並んでいました。
外国のものは日本人の感覚や表現とは異なりますが、同じ人間として感性がどこか深いところでつながっているのではないかと思いました。