暮しの器 「むぎわら」の日記

元「暮しの器むぎわら」店主の独り言

京都へ

来週京都へ行くことになりました。
目的のメインは、京都市内及び近辺の陶工3人にお会いし、作品を見せていただいたり相談させていただきたいことがあるためです。
他にはいつものとおり、美術館、骨董店、陶磁器店、和菓子店、飲食店などを巡ることです。
なお今回は、友人2人と京都で合流し、一日だけ行動を共にします。
私は2001年頃から多く京都へ行くようになりましたが、それは京都に目覚めてしまったからです。
都会でありながら、日本の大切な要素がまだたくさん残っているし、一方ではどんどん進化している面もあり、私にはとても魅力的です(私は東京にはあまり魅力を感じません)。 
初めのうちは、いわゆる観光本や池波本を読んであちこち回りましたが、特に飲食店についてはがっかりすることが多くありました(もちろんきちんとしているところもあります)。
恐らく、観光本は観光客を目当てにした売らんかなのお店が多いこと、また今は池波氏が生きた時代とは大分状況が変わっているからではないかと思います。当然のことかもしれません。
しかし、骨董店大吉(中京区寺町通二条下ル)の杉本立夫さん及びご家族の方々にお会いしてからは、京都のことをいろいろ親切に教えてただき、京都行がどれほど楽しくなったかわかりません。
飲食店についても、杉本さんは元料理人だったので、京都市内の大衆的でおいしいお店をたくさん知っています。これまで紹介していただいたお店は全部○でした。
最近は京都に行くといつも初めに大吉を訪ねて、骨董品(楽しくて使いたくなるような私好みのものがたくさんあります)を見せていたいたり立夫さんや御子息の理さんに日程を相談してから行動するようにしています。
今回の京都行の結末については次回書かせていただきます。
なお、私の京都行でとても参考になっている本をご紹介いたします。
 入江敦彦著「京都人だけが食べている」(光文社)
 入江敦彦著「京味深々(京都人だけが食べている②)」(光文社)
 コロナ・ブックス編集部編「京都のおいしい和菓子」(平凡社