暮しの器 「むぎわら」の日記

元「暮しの器むぎわら」店主の独り言

産地訪問と作品の入荷について(萩焼編)

2月15日から19日まで唐津、小鹿田および萩を訪問してきました。
今回はこれらの産地へ行ったことのない妻も同行しました。
短期間での訪問でしたので日程は少しハードでしたが、予定通り回り無事に帰って来ることができました。
順不同ですが、簡単に訪問記を書きたいと思います。
今回は萩についてです。
ご存知のように現在の萩焼の窯元は、主に長門市萩市にあります。これは歴史的な経過によるものです。
長門市の深川には5軒の窯元があります。近年に始まって坂倉家を除いては、いずれも長い歴史と伝統に支えられた窯元です。主にお茶道具を中心に作陶していますが、窯主個人のものと窯のもととがあり必ずしも高価なものばかりではありません。
5軒の窯元は伝統を大切にしながらも、現代に合った作品を作ろうと励んでいるように思いました。
坂倉新兵衛さんの窯元では、ご家族の方からいろいろと貴重なお話を伺うことができました。
萩市内では20軒ほどの窯元およびお店を自転車で足早に見てきました。
お茶関係の器が多く、日常の食器はあまり見られませんでした。萩の焼物は水分がしみやすいので食器にはあまりむかないのでしょうか。また最近は従来のものに加えて鬼萩、白萩系統のものが多くなっているようです。
今回仕入れたのはわずかで、他は試しにいろいろ使ってみようと思い購入しました。
なお今回は時間がなかったため、和菓子店は一軒(小林製菓)しか寄れませんでした。たまたま道を聞いたのですが、いただいた和菓子の餡の美味しさに感激し、お土産(夏みかん羊羹?)もそこで買い求めました。

                           (購入した萩焼

                     (和窯さんから入荷した小鉢)