暮しの器 「むぎわら」の日記

元「暮しの器むぎわら」店主の独り言

小鹿田を訪ねて

小鹿田を訪問するのは今回で4回目です。
20数年前に初めて訪問したしたときは、その当時でさえも他の産地に比べてあまりにも素朴で、今時こんな産地があったのかと思ったものでした。
今回訪問して感じたことは、伝統を受け継いでしっかりしたものを作っている一方で、観光地化されて土産物品を作るようになるのではないかという危惧でした。
今後も生活に根ざした使い易くて美しいものを作り続けて欲しいと思いました。
今回、坂本茂木さんと坂本浩二さんにお会いすることができました。お二人とも小鹿田を代表する陶工です。
幸運にも茂木さんは窯出しをされているところでした。当店が注文したものを見せていただくとともに何点か譲っていただきました。茂木さんは気さくで優しくミスター小鹿田といった感じの方です。これからもお元気で仕事を続けて、小鹿田焼きのすばらしさを伝え続けていってほしいと思います。


                   (窯出し作業をする坂本茂木さん)
今回はこれまで何回かお願いした急須、飯碗、4寸皿、徳利に加えて、下の写真の切立5寸皿、コーヒーカップ、マグカップを始めてお願いし、昨日入荷しました。 

坂本浩二さんとは初めてお会いし、いろいろ焼物のお話をしました。
好感がもて、すごくまじめで熱心な方なので、今後益々期待ができると感じました。
陶芸館に展示してあった鉢、箸立などをお願いしました。6月頃にできるそうです。

                            (陶芸館の鉢)