暮しの器 「むぎわら」の日記

元「暮しの器むぎわら」店主の独り言

唐津を訪ねて

2月15日に飛行機と電車で唐津に着きました。
他の日程もあり、窯元やお店を回れたのは15日の夕方と16日の午後3時頃まででした。日程はかなりハードでしたが、何とか予定していた窯元を訪問することができました。
主な訪問窯元は次の3箇所です。
・自然坊窯
 中川さんはここ3年ほど体調を崩されほとんど仕事ができませんでしたが、最近になり息子さんとお弟子さんが窯に戻ることになり作品作りと窯焚きを再開しました。この5月には東京の黒田陶苑で個展をされるそうです。何よりです。また豪快な自然坊唐津が見られます。楽しみですね。
下記のものが入荷いたしました。

          (粉引汲出し3種、粉引そば猪口、朝鮮唐津片口向付)
・炎向窯(ひなたがま)
 唐津市内のお店等でいろんな作者の焼物を見ていたときにこの窯の作品に出会い、急遽電話をし訪問することになりました。
窯主は打越一彦さんです。長年窯元の職人さんをされていましたが、平成17年に唐津市の北波多で独立されました。
情熱的でありながらさわやかでな方で、今後もしっかりした技術で使い易い器を作っていただけるのではないかと感じました。
次の作品を譲っていただきました。

                        (取皿3種、豆皿)

                       (ぐいのみ、盃各種)
 
                            (菓子器)
・隆太窯
 この窯主の中里隆さんは食をこよなく愛する方で、その器にも定評があります。彼の器はわが家でも使用頻度の高く、気持ちの良いものです。
訪問時にはご子息の太亀さんとお話しすることができ、窯と太亀の作品を何点か譲っていただきました。

                   (粉引湯呑、小皿、二方小皿)
なお、今回の旅行で印象に残った旅館は洋々閣でした。
全体の雰囲気、お料理、応対など、どの点も満足しました。しかもシーズンオフのためか割安で泊めていただきました。

これで今回の旅行のブログは終わります。