暮しの器 「むぎわら」の日記

元「暮しの器むぎわら」店主の独り言

前野直史さん、村田森さんの作陶展及びバーナード・リーチ展を見てきました

7月7日時おり大粒の雨が降る中急ぎ上記の展覧会を見てきました。
いつもゆっくり見たいと思いながらいつも慌しくなってしまいます。性分でしょうか。

初めに前野さんの個展です。
knulp AA galleryさんに着くと既に前野さんがおいでになっていました。
オーナーの町田さんにご挨拶をし早速焼物談義です。
今回は須恵と粉引きの器が多くその他には信楽、朝鮮唐津などもありました。
しっかりした作りと焼で魅力ある作品が多くありました。
7月16日(月)まで開催されています。
機会がございましたらご覧ください。

(knulp AA gallery)

(前野さんの展示作品)

(前野さんと展示作品)


次には日本民藝館に向かいました。
バーナード・リーチの作陶100年記念ということで展覧会が開催されていました。
彼の作品はこれまでいろいろ見てきましたが、一箇所で沢山見るのは初めてです。
陶磁器をはじめエッチング、素描、木工作品など170点ほどが展示されています。
いずれも素晴らしいのですが、特に陶画は抜群のうまさがあります。
確かな造形力にバランスのとれた模様と絵付け。
誰にもまねのできない美しい世界だと思います。
彼は現在の日本にも多大な影響を与え続けています。

日本民藝館の正面玄関前にあるポスター)

日本民藝館の正面玄関前にある蓮 夏らしくていいですね)


最後に鎌倉芸術館に向かいました。
やはり東京からは少し距離がありますね(歳ですね)。
行って驚いたのは展示会の大きさです(写真撮影禁止のため残念ながら写真は掲載できません)。
1階の3ホールを使っていました。
第1室は村田さんの作品(ほとんどが器)を陶器と磁器にわけて展示されていました。
近いうちに祥見さんが村田さんの作品集をだすとのことで、そこに掲載されるものだそうです。出版が楽しみです。
第2室は広いホールに大小の壺が12、3個心地よい間隔で展示されています。
村田さんによると身を削るような作陶だったとのことで是非ご覧いただきたいとのことでした(ただし本日まで)。
第3室は村田さんの作品の展示即売場です。
かなりの作品があったのではないかと思われますが、特に染付の作品はあまり見ることができませんでした。残念です。

鎌倉芸術館

鎌倉芸術館1階の中庭の竹林 この回りに3つの展示室があります)


それから東京に戻り知人と一杯ひっかけて夜遅く郡山に戻ってきました。
おしまい。ちゃんちゃん。