暮しの器 「むぎわら」の日記

元「暮しの器むぎわら」店主の独り言

片口2種の入荷

片口は本来酒・醤油などの液体を口の小さい容器に移す際に使うものです(現在もその用途のために使われているものもあります)が、もともと形が面白いことから現在は本来の機能性よりもデザインを重視して作られているものもあるように思います。
普段の食卓の器は丸と角が多いので片口がそれらの中に入ると華やかになるとともに何かほっとしますね。


最近唐津中川自然坊さん(2011年にご逝去)の無地唐津片口小鉢(割高台)が入荷いたしました。
作風からすると彼の40代前半のものではないかと思われます。
多少荒削りな中にも大胆さと繊細さが同居していて中川さんらしい器です。


もう一つは益子の遠藤薫さんの片口です。
店主がこの形が好きなので作っていただきました。
我が家では納豆鉢にしたり大根おろし入れなどにします。
機会がございましたらご覧ください。

中川自然坊作無地唐津片口小鉢(割高台))

(同上)

遠藤薫作粉引き片口といらぼ片口)