暮しの器 「むぎわら」の日記

元「暮しの器むぎわら」店主の独り言

「辻村塊陶展」、「村田森うつわ展」を観て

先日(11月6日)東京へ行き、この2つの展覧会を観たり、ついでに何軒かのお店に寄ってきました。
池袋東武の辻村さんの展覧会では本人ともお会いすることができ、いろいろ雑談をしてきました。辻村さんは会期中ずっと会場にいらっしゃるそうです。
会場にはたくさんの作品がありました。全体的に大振りで野性的で素朴、大胆かつ繊細に感じられました。
花生け、鉢、角皿、茶碗などに気に入ったものがたくさんありました。

いちょう(田園調布)の村田さんの展覧会では、オーナーの守屋さんとお話しさせていただき、ご親切にいろいろなことを教えていただきました。お店もとても魅力的でした。
村田さんの作品は人気があり、大分なくなってしまったとのことでしたが、それでも村田さんの魅力を十分感じとるとることができました。伊万里、古染め、李朝などの古典を自分なりに解釈し、苦労は多いのに楽しみながらさっと造っています。しかも食器が中心です。

2つの展覧会のほかに、3軒ほどのお店に寄り主に焼物を中心に見てきました。
また、いつも魅力的なものがたくさんある古民藝もりたに寄り、奥さんといろいろ話したり、商品を見たりしました。このお店は当店でも器の金直しの際にお世話になっています。
欲しいものがたくさんあったのですが、グッと我慢し次の2点(角盆、古布)を譲っていただきました。お店で使おうと思っております。