暮しの器 「むぎわら」の日記

元「暮しの器むぎわら」店主の独り言

海老根和紙について

海老根和紙は郡山市中田町海老根地区で作られていますが、先日中田町公民館へこの和紙を買いに行ってきました。
中田町のプロフィールによると、この和紙作りは江戸初期に始まり、江戸末から明治時代にかけての最盛期には地区の全戸数の80戸で生産されていたとのことです。
昭和63年に最後の一軒が廃業し一旦途絶えましたが、昭和10年に「海老根伝統手漉和紙保存会」が結成されこの和紙を復活させました。
当店ではこの和紙と上川崎の和紙を値札や書き物などに使っております。
これらの和紙は質感がとてもよく安心感と温かさが伝わります。
このようなものがもっと日常生活の場で使用されたらと思います。
なお9月18日(土)、19日(日)に海老根和紙を使った照明による「秋蛍」が海老根地区で開催されます。お問い合わせは024−943−4264へ。もし時間がございましたらご覧下さい。

                          (左が薄い紙、右が厚い紙)