暮しの器 「むぎわら」の日記

元「暮しの器むぎわら」店主の独り言

原発事故と枝豆ご飯

大震災と原発事故から半年がたちましたが、福島県では未だ復興の兆しが見えません。
これもひとえに原発事故のせいです。
被害が収束するどころか広がっています。米、りんご、柿、酒、秋冬野菜などこれからどうなるのでしょうか。
野田首相は国連でこの事故が確実に収束に向かっていると演説しましたが、そんな実感は福島県民には全くありません。また首相は早期に停止している原発の再開を望んでいるようですが、事故原因が未だ解明されておらずまた事故が収束していないもとでよくそんなことがいえたものだと思います。
あまりの温度差にがっかりします。県民は何の責任もないのに毎日放射能による汚染にさらされ息苦しい生活を送っています(すべての県民に慰謝料が支給されるべきです)。特に子供たちのことが心配です。
国と東電の責任で、一刻も早く放射能除染対策を進めて欲しいと思います。
10日位前に写真撮影しました枝豆ご飯。なぜかブログに載せるのを忘れてしまいました。炊き上がったご飯にゆでた枝豆をいれるだけです。毎日のようにいただいてもあきません。
こんな些細なことにも原発事故を意識せず心から美味しいと言いたいのですが。
なお私もやっと地震で壊れた坂本茂木さん作の小鹿田の蓋付き大壺(ブログ掲載のお店の前の壺)を処分する気になってきました。この壺は彼の代表作の一つだったと思います。残念ですが仕方ありません。せめて蓋だけでも残ったのが救いです。

(枝豆ご飯 お椀 佐竹康宏作昔椀)

(坂本茂木作蓋付き大壺の蓋)