暮しの器 「むぎわら」の日記

元「暮しの器むぎわら」店主の独り言

器を求めて

梅田健太郎さんの器

梅田さんは現在熊本県の宇土市で作陶されています。 故中川自然坊さんの弟子で、主に唐津系統のものを作っております。 何点か展示しておりますので、ご覧いただけば幸いです。 (絵唐津桃皿及び板皿) (朝鮮唐津向付及び鉢) (粉引唐津鉢及び片口鉢) (…

日本民芸館展を観て

先日東京へ行った際に駒場の日本民芸館へ行き民芸館展を観てきました。 この展覧会は様々な分野の現代日本の手仕事の一端が見れて楽しいですね。 しかし焼き物についていえば出品者の範囲が狭く作品の種類も少ないように思います。 例えば唐津、備前なども元…

桑原重次さん(さくらぎ焼)の汲出し

郡山市在住の桑原さんは長年あな窯で志野茶碗を中心に作陶されています。 先日久しぶりにお会いして窯・作品を拝見し、焼物談義をさせていただきました。 桑原さんはご高齢にもかかわらず、自分の理想の志野を追い続ける情熱は益々盛んのようです。 展覧会も…

飯野夏実さんの箸置き

埼玉県富士見市で作陶されている飯野さんの箸置きが入荷しました。 この箸置きは色絵金彩のものですが、華やかなのに華美になりすぎることなく生活に静かな彩りを添えてくれるのではないかと思います。 機会がございましたらご覧ください。

目白コレクション開催中

JR目白駅のすぐ近くのデサントビル(駅から徒歩3分位)の目白椿ホールで目白コレクションという骨董市が開催されています(25日、26日)。 初めて行ってみたのですが、骨董品の質も高くとても楽しい市でした。。 毎年春と秋に開催されていて、かなりの数の…

東北陶磁文化館を訪ねて

久しぶりに宮城県加美町にある当館(以前は酒蔵を活用して展示)を訪ねました。 東北の近世陶磁器に関する唯一の専門施設で、会津本郷焼・大堀相馬焼などの優品がたくさん展示されています。 生活に根差した素朴で逞しい焼物であながら華があります。 東北の…

工房ワタリガラスの器

北海道由仁町にある工房ワタリガラスのくまがいマナさんは、吹きガラスで普段使いの器を中心に制作していました。しかし現在は事情があって一時休業されております。 先日工房を訪ね、以前に作った作品をギャラリー(ギャラリーを週末に開催)で拝見させてい…

小野哲平さんの展覧会

那須塩原市にある CAFE SHOZO さんで小野さんの展覧会(企画 うつわ祥見)があるとのDMをいただき、先日行って参りました。 お店はレトロ調で落ち着いていて、、コーヒーもとても美味しくいただきました。 衣類、家具などの販売もされているとのことです。 …

会津・漆対談

会津漆器に携わっている職人さんなどが定期的に漆について対談する漆対談という催しがあります。 今回初めて参加させていただこうと思ったのですが、日程が折り合わず参加できませんでした。 しかし今回で20回目でこれまでの対談者の作品の展示会があると…

北海道での新たな器の出会い②

今回の北海道での旅で出会い、青玄洞さんとホクレンふうど館さんで譲っていただいた器たち。 (武者千夏子さんのトランプ箸置き) (黒羽陶工房さんの兎絵小皿) (清水しおりさんの粉引き飯碗)

北海道での新たな器の出会い

以前に読んだ本に、北海道には300人以上の陶工がいると書かれていました。 ずっと訪問してみたい思っていました。今回札幌の青玄洞さんをはじめ何軒かそれらの作品が展示されているお店を廻ることができました。 特に青玄洞さんにはお世話になりいろいろ…

多治見市を歩く

先日多治見市を訪問する機会があり器を観てきました。 ひとつは「ギャルリももぐさ」さんです。 素敵な民家に作品が美しく展示されていてとても落ち着く空間でした。 さまざまな作品を観るとともにランチをいただきました。 もうひとつは本町オリベストリー…

京都・信楽へ

先日来年の企画の相談と新たな器を求めて京都と信楽へ行ってきました。 京都では現在どんな器が求められているのかまた人気があるのかを見るためギャラリー、器店、骨董店などを回りました。 やはり東京のものとは少し傾向が違うように思いました。 使うとい…

「亀田大介 うつわ展」、日本民藝館展を観て

先日東京方面に出かけた際に2つの展覧会を観てきました。 一つは鎌倉のオナリ ニア(うつわ祥見)で開催中(12月16日まで)の亀田さんの展覧会です。 亀田さんは大堀相馬焼の窯元「松助窯」の陶工でしたが、原発事故のため避難されて現在大分県内で作陶され…

星耕硝子さんの吹きガラス作品の入荷

大人の休日倶楽部を利用して先日秋田県の大仙市で吹きガラスをされている星耕硝子さんを訪ねました。 JR角館駅で降りるということだったので、時間があれば市内を見学したかったのですが、当日は結構雪がちらつきまた時間もあまりなく散策は次回ということに…

「月光値千金」展を観て

これは東京の猿山さんと京都の大吉さん(いずれも骨董屋さん)が、秋の夜長を楽しむための酒の器などを東青山さん(港区南青山6-1-6 パレス青山1階 TEL03-3400-5525)で展示即売する企画で、今回で4回目です。 値が高いものもありますが、ほとんどは値ごろ…

楢岡焼(ならおかやき)を訪ねて

この窯元(1軒)は秋田県大仙市にあります。 小久慈焼が北限の民窯なら楢岡焼はその次(北限から2番目)の民窯です。 厳しい条件の中で江戸時代から現在までよく続いてきたものだと感心しました。 ある意味で奇跡に近く関係者の並々ならぬ努力があったので…

川連漆器伝統工芸館(湯沢市)を訪ねて

今回漆器関係ではこの工芸館と津軽塗団地展示場を訪問しました。 津軽塗は現代に合わせて素地に木の他に合成樹脂や圧縮材などが使われています。 研ぎだし変わり塗りが代表的で、堅牢で実用性の高いのが特色です。 川連漆器は近隣の豊富な原木に支えられ素地…

じぇじぇ、小久慈焼(こくじやき)を訪ねました

先日「大人の休日倶楽部」を利用してまだ訪ねていなかった北東北の窯元と漆器の産地などを訪ねました。 今回は久慈市の小久慈焼、青森市の北洋硝子(津軽びいどろ)、弘前市の津軽塗、大仙市の楢岡焼、湯沢市の川連漆器です。 何回かに分けて記載いたします…

会津路を走る

昨日会津方面に用事があり、ついでに以前から気になっていた所を訪問させていただきました。 始めは喜多方市にある窯元、閑月窯さんです。 当主の手代木進さんは本郷焼の窯元「閑山窯」の出身です。 普段使いの器を中心に作窯されていますが、特に急須には定…

柳川謙治さんの器の入荷

先日足利市の柳川さんを訪ねました。 柳川さんは京都の村田森さんに師事して3年間修業し昨年足利市で独立されました。 白磁、青白磁、染付けなどの器を作っています。 昨日作品が入荷いたしました。 初々しい器をご覧いただければ幸いです。 柳川さんには8…

笠間の陶炎祭(ひまつり)、益子の陶器市を訪ねて

5月1日(水)午前6時自宅を出発。 笠間の陶炎祭の会場は笠間芸術の森公園なのですが、近くで迷ってうろうろしてしまい着いたのは午前9時近くでした。 陶炎祭を見るのは5年ぶりですが、会場も展示方法も同じ(公園の一角を会場とし作者が各テントに展示…

大人の休日倶楽部パスを利用して

JRの宣伝をするわけではないのですが、今回もこれを利用して動き回りました(ということはそれなりの年齢です、ハイ)。 九谷のほたる窯さん、青窯さんを訪問しその後東京に出て気になるお店を何件か訪問させていただきました。 (ほたる窯さんには2月にテ…

山野邊孝さんの窯を訪ねて

先月いわき市内で作陶されている山野邊さんの仕事場を訪ねました。 作品はほとんど東京近辺のギャラリー等での個展で発表されているとのことでした。 作風は灰釉と粉引きのものがほとんどです。 シンプルですが、しっかりしていて静で趣があります。 いずれ…

大吉(骨董茶房)さん三宅義一(三宅吹硝子工房)さんを訪ねて

先日京都へ行った際にいつもお世話になっている大吉さんを訪問しました。 カウンターに座り抹茶ミルクを飲みながらの器談義です。 今回大吉さんに展示してあった杉本立夫さんの徳利と浅井庸佑さんの皿、片口を譲っていただきました。 浅井さんの作品は当店では…

山野邊孝展、村田森陶展の拝見そしてうつわノートさんを訪ねて

10月14日(日)東京方面に用事がありましたので、その際上記の訪問となりました。 山野邊さんの個展は目白のFUURO(TEL03-3950-0775、HPあり)さんで開催されていました。 彼は原発事故後もいわき市で作陶を続けています。 本人が在廊でしたのでいろいろな想い…

角 有伊さん(輪島)のテーブル展について

先日石川県の輪島市を訪問した際に角漆工房の角有伊さんを訪ね、テーブル展へのご協力をお願いしました。 有伊さんは快く引き受けて下さり、12月にさせていただくことになりました。 有伊さんは父偉三郎さんの志を引き継ぎ漆器作りに励んでおられます。 お椀…

ほたる窯の作品の入荷

先日石川県能美市にあるほたる窯を訪ねました。 窯主の清水さんご夫妻は青窯出身で主に食器を中心に作られています。 新しく作品を扱わせていただくことになりました。 轆轤のほかに型も使いしっかりしていて魅力的ものがたくさんありました。 絵付けも染付だけ…

遠藤薫さんの器の入荷

郄橋郁子さんによる器を包む布展が7月24日で終了致しました。 ありがとうございました。 さて昨日益子へ行ってきました。 5月の陶器市以来です。 市の際に気になっていた遠藤さんの器を拝見してきました。 その際の印象は粉引き中心とした普通の器を丁寧に作…

三宅義一さんの吹きガラス作品の入荷

陽気が暖かくなるとガラス類を徐々に使いたくなりますね。 今回岡山市で吹きガラスを製作されている三宅さんの作品を扱わせていただくことになりました。 三宅さんは長年船木倭帆先生に師事され、2009年に独立し三宅吹硝子工房を設立されました。 先生と同…