暮しの器 「むぎわら」の日記

元「暮しの器むぎわら」店主の独り言

2009-01-01から1年間の記事一覧

土を喰ふ日々

最近読んだ本に、水上勉著「土を喰ふ日々」「精進百撰」があります。 以前にも読んだのですが、また急に読み返してみたくなったのです。 この本は、人間は何のために食べ、生きるのかを考えさせてくれます。 「土を喰ふ日々」は、漫画の「美味しんぼ」でもと…

夏の器展について

当店の初めての企画として夏の器展を予定しております。 染付けの陶磁器、吹きガラス、すり漆(ふき漆)の器の展示、即売いたします。 内容がはっきりすれば、また後日詳しくお知らせいたします。 今のところ、九谷青窯の器、渡辺俊明先生の絵付け陶磁器、長…

藤原喜久代さんの器

最近藤原喜久代さんの器が入荷しました。。 藤原さんは備前焼の藤原建さん(故人)の次女であり、陶芸家辻清明夫妻の元で修行の後、開窯されました。 造りがしっかりしていて焼きもよく、とても使いやすい器を作っています。 以前に備前に行った際に器を探し…

味心すず木さんのお料理

先日2度目の料理をいただきました。 カウンター8席と4,5人が入れる1部屋を鈴木さんご夫婦だけで切り盛りされています。 小ぎれいで気持ちが良いお店です。 東京と京都で9年間修行され3年前にオープンされたとのことです。この郡山市で京風(京懐石の…

パソコンのウイルス感染について

私のパソコンがウイルスに感染し3/22の記載中に動かなくなりました。息子のおかげで何とか除去できましたのでまた続けてやっていきたいと思います。 もう少しまめに書くとともに、しかも写真も載せられるように努めたいと思います。

多治見、伊賀、桜井、瀬戸へ〜新たな器を求めて〜

3月17日から19日にかけて多治見市、伊賀市、桜井市、瀬戸市を回り、新たな器を求めてきました。 多治見は京都の杉本立夫さんの紹介で暁山窯さんを訪ねました。 この窯は安藤実さんが関わっている窯です。織部、志野などの器を譲っていただきました。 そ…

小鹿田焼の坂本茂木さんの器

小鹿田は大分県の日田市の郊外にあり、今日でも10件の窯元があります。 私は、25年ほど前に初めてここを訪れましたが、その時の印象は強烈でした。その当時でさえ、こんなに昔ながらのやり方で焼物を作っているところはないのではないかと思われたからで…

初めての和菓子づくり

昨日妻の知人のスーさんの指導のもと、友人もまじえて5人で初めての和菓子作りに挑戦しました。 スーさんはご年輩ですがとても活動的で魅力的な方で、お忙しいのにもかかわらず、私たちの我儘を聞いてくださりこれが実現しました。 作ったのは、きんとん、鹿…

サロン・ド・懐古さんのお食事

昨日、友人と懐古さん(郡山市桑野2−25−17)へ3度目の食事に行ってきました。 過日オーナー夫妻が当店に来ていただいてからそのお店の存在を知ったのですが、最初に昼食をいただいたときの感激を忘れません。 旬の材料を大切にし、時間をかけ丁寧に調理し…

おでんが美味しい「おばこ」さん

郡山市の駅前におばこというおでん屋さんがあります。 私は長年通っていますが、いつ行っても料理が美味しい。 昨日も昔の同僚から声をかけられ、久しぶりにおでんとピザを食べながら一杯やろうということになりました。 料理は、丁寧で味がしっかりしていて、…

大吉こと杉本立夫さんの器

当店で扱わせていただいている杉本さんの器はとても楽しい。特に酒器類、湯のみ、茶碗は毎日のように使っても飽きません。 杉本さんとは、2001年の遊泥展以来のお付き合いです。 当店のオープンにあたってもいろいろとご協力いただき、またその後も何かにつ…

最近入荷した作品及び入荷予定作品について

先週産地等を訪問し作品を購入してきましたので次のものが入荷いたしました。いずれも生活を楽しくしてくれるものではと思います。漆器は今では近くて遠い存在になっています。身近に置いて丈夫で美しいものだと感じていただければ幸いです。 九谷 青窯 小皿、…

ほんものの器を求めて

この2月18日から20日まで2泊3日で、夏の企画展の相談と自分なりのほんものの器を求めて出かけました。 寄らせていただいた所は、石川県能美市の青窯さん、加賀市山中温泉のきん斎さん、山中漆器伝統産業会館、八木繁さん宅、長野県筑北村の菊地克典さ…

地産地消のイベントに参加して

さる2月7日、郡山市内で地産地消を進めるイベントがあり参加しました。郡山市のブランド野菜や乳製品、肉などを使った料理と地酒、カクテルなどを楽しむというもの。 私もその趣旨に賛同し参加したのですが、何か割り切れないものを感じました。 それは、洋風、…

笠間、益子訪問記

さる2月4日、妻と共に笠間、益子を訪問しました。目的は、自宅で毎日のように使っている唐津風の足付鉢をお店でも扱いたいと以前から思っていましたので、その作者を確認したかった(いろいろ調べたところ笠間のSさんものではないかと思われた)ことと、最近…

画工人渡辺俊明先生の絵付け陶磁器について

私は、1989年に知合いのギャラリーが企画した渡辺俊明展ではじめて先生にお会いしましたが、先生はその時には既に陶磁器への絵付けを行っていました。私には絵ともにその絵付けがとても魅力的なものに感じられました。 先生は、古いもの現代のものを問わず、…